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サッカーの指標で重要とされているのが得点期待値(xG)です。ゴール期待値とも呼ばれ、シュートがどれほどゴールに結びつきやすいかを数値化した指標で、選手の決定力やチームの攻撃力を客観的に測る指標です。
皆様の中には、
- ゴール期待値って何?
- クリス・ウッドのゴール期待値ってどれくらい?
- 正直、クリス・ウッドってどれくらい評価できるの?
という疑問や悩みを抱えている方はいらっしゃるはず。
そこでこの記事では、クリス・ウッド選手のシーズン別データをもとに「実際のゴール数」と「xG」との差を比較し、クリス・ウッドがどれほどの能力ある選手かを検証します。
「得点期待値(xG)」とは何か?

得点期待値(xG)とは、サッカーのシュートがゴールになる確率を数値化したゴール期待値の指標です。ここでは以下の3点について解説します。
- 「得点期待値(xG)」の定義
- 得点−xG の差分の意味
- xGデータのデータ元
「得点期待値(xG)」の定義
得点期待値(xG)は、サッカーのシュートが得点になる確率を0から1の範囲で表す数値です。ゴール期待値とも呼ばれ、シュート位置や角度、距離、使用した部位などの条件から算出されます。
例えば、xGが0.3ならそのシュートは30%の確率で決まることを意味します。
選手やチームの攻撃力を客観的に測るために利用され、海外の主要リーグでは広く普及しています。実際の得点数と比較することで、決定力や得点力の評価に役立つと言えるでしょう。
得点−xGの差分の意味
得点数と得点期待値(xG)の差は選手の決定力を測る数値と言えます。
ゴール期待値より得点が上回る場合は平均的な確率を超えて得点していることを示します。逆に得点数がxGを下回る場合は決定機を逃している、または運が悪かったと解釈されます。
例えば、得点期待値(xG)がシーズン合計で「5.0」の選手が実際に「8ゴール」決めた場合、平均的なゴール期待値を大きく上回り、高い決定力を発揮していると評価できます。逆に同じ「5.0」のxGに対して「2ゴール」しか取れなければ、決定機を逃しているか運に恵まれなかった可能性があり、決定力やチーム状況に課題があると考えられます。
xGデータのデータ元
得点期待値(xG)やゴール期待値は、イングランドのプレミアリーグでは公式サイトに詳細なxGは載りませんが、FBrefやUnderstatで得点期待値を閲覧できます。
スペインのラ・リーガやイタリアのセリエA、フランスのリーグ・アン、ドイツのブンデスリーガも同様にFBrefやUnderstatが主要なデータ元です。
日本のJリーグではFootball LABが独自に算出した得点期待値を掲載しています。いずれもOptaやStatsBombといったデータ会社が提供元であり、過去のシュートデータを基にAIがゴール確率を推定しています。
この記事で紹介する数字はUnderstatのデータを引用して選手を評価しています。
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クリス・ウッドの得点期待値(xG)はどれくらいか?

クリス・ウッドについてここでは具体的に以下の2点を解説します。
- クリス・ウッドのシーズンごとの得点期待値(xG)などスタッツ
- クリス・ウッドの得点−xGの差分
クリス・ウッドのシーズンごとの得点期待値(xG)などスタッツ
クリス・ウッドのシーズンごとの得点期待値(xG)などスタッツは以下の通りです。
シーズン | 所属クラブ | 出場 | 得点 | アシスト | xG | xA | xG90 | xA90 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024 /25 | ノッティンガムF | 36 | 20 | 3 | 15.64 | 3.04 | 0.47 | 0.09 |
2023 /24 | ノッティンガムF | 31 | 14 | 1 | 13.36 | 1.99 | 0.67 | 0.1 |
2022 /23 | ニューカッスル | 18 | 2 | 0 | 2.38 | 0.2 | 0.51 | 0.04 |
2021 /22 | バーンリー | 17 | 3 | 0 | 4.97 | 0.39 | 0.32 | 0.02 |
2020 /21 | バーンリー | 33 | 12 | 3 | 12.95 | 2.04 | 0.42 | 0.07 |
2019 /20 | バーンリー | 32 | 14 | 1 | 17.23 | 1.47 | 0.63 | 0.05 |
クリス・ウッドはシーズンを通じて安定した得点期待値を記録。特にフォレストでの2シーズンは顕著です。ゴール期待値に対して実際の得点数が上回る傾向にあり、ポジションがCFであることを考えると優秀なフィニッシュ力を発揮しています。
中堅クラブで起用される場面が多い中でも安定した数値を残すのは特筆すべき点です。得点期待値(xG)に加え、アシスト期待値(xA)も一定の水準にあり、チーム全体の攻撃に寄与していると評価できます。
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クリス・ウッドの得点−xGの差分
クリス・ウッドの得点−xGの差分は以下の通りです。
シーズン | 所属クラブ | 得点 | xG | 差分(得点−xG) |
---|---|---|---|---|
2024/25 | ノッティンガムF | 20 | 15.64 | 4.36 |
2023/24 | ノッティンガムF | 14 | 13.36 | 0.64 |
2022/23 | ニューカッスル | 2 | 2.38 | -0.38 |
2021/22 | バーンリー | 3 | 4.97 | -1.97 |
2020/21 | バーンリー | 12 | 12.95 | -0.95 |
2019/20 | バーンリー | 14 | 17.23 | -3.23 |
クリス・ウッドの得点期待値と実際のゴール数を比較すると、クラブやシーズンによって差が生じています。
バーンリー時代は得点期待値を下回るシーズンも多く、やや決定力に課題を残しました。しかし、ノッティンガム・フォレスト移籍後は一変し、得点−xGの差分がプラスに転じています。
特に2024/25シーズンは+4.36と大きく上回り、ゴール期待値以上を記録。センターフォワードの役割を考えた場合の大きな強みと言えるでしょう。
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U-NEXTでクリス・ウッドを応援しよう【まとめ】
クリス・ウッドは得点期待値(xG)を基準に見ても高い決定力を発揮してきたストライカーです。
特にノッティンガム・フォレスト移籍後は得点−xGの差分がプラスに転じ、平均的なゴール期待値を大きく上回る成績を残しています。
バーンリー時代に比べると効率的にゴールを決められるようになり、チームに貢献。今後、クリス・ウッドがどれほどゴール期待値を超えるパフォーマンスを続けられるのか楽しみです。
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なお、当ブログでは久保建英のxGについても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
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